ジュエリーを極めて46年【大阪・心斎橋ジュエリー作家のブログ】

全国競技大会グランプリ第1位&宮内庁より黄綬褒章受勲。

ジュエリー作家・丸川隆英が、気に入った宝石や、
オリジナル作品、ジュエリーへの日々の想いをつづります。

オーダージュエリー専門サロン+アトリエ(大阪・心斎橋)
Jewel Marukawa 
ジュエリーの「仕立て」について
 ジュエリーの価値について語るとき、ほとんどの人が宝石そのものの価値について考えると思います。宝石を支えるプラチナやゴールドの細工、つまり「仕立て」まで意識する人はまだまだ少ないようです。

洋服の場合だと、高価な生地を使ったオーダー品であれば、その製法や仕立ての良し悪しにもこだわると思います。

しかし、ジュエリーは、とても高額な石を使っていてもよいお仕立てが施されているとは限らないのが、今の日本のジュエリー市場です。

仕立ての悪いものが世の中にたくさん流通しているのですが、実は、販売している人でも、あまり見極められない方が多いのです。

ここ何年かは、ジュエリーの「お仕立て」の良し悪しについて、業界向けにセミナーで情報発信してきましたが、残念ながらまだほとんどの売り手さんは、つくりの良し悪しを、それほど重要視されていないようです。

多くの業者は、大量生産モノを商いとして扱っています。その中にすぐれたものもあるかもしれないのですが、大半のものは「つくり」について言うと見るに値しないものが多いと言えます。

原価を下げるために、つくりにはとことん手を抜いてきたようです。
腕のよい職人が育たない土壌を、業界がつくりあげて来てしまいました。

このままでは、いけない。 私は痛切にそう思っています。

これからは、お客様側も、ブランド信仰だけに頼るのではなく、本当に良いものを求める時代が来ると思います。 有名ブランドだからといって、よい品質とは限らないことに気づいていかれるでしょう。もう既に、一部の方は気づき始めているように。
すぐそこに迫っているそんな時代に備えて、よいものが作れる職人を、今まで以上に育てておきたいと思っています。

まずは、わたしに出来ることから始めようと思います。
今後は、業界の中でもまだ色に染まっていない若い人たちに向けて、啓蒙活動を続けていきたい。夢をもってこの業界に入ってくる人に、本当の夢を教えてあげたい。つくりに関しても。よいものを創りあげる喜びを。

「いい加減なものを作ってもお客様にバレなければよい」、という非常に貧しい考えに警笛を鳴らしていきたいと思います。
その心構えでは、次の時代では、確実に取り残されると思うのです。
「しまった!」と思ってから腕を磨こうとしても、時既に遅し。技能は1日にしてならず。
今から腕を磨き続けた人だけが、生き残るようになっていくと思います。


それと、できればやはり、お客様にも、ご自身がある程度の大金を出して買うものについては、セールストークに流されることなく、よい物を選べる力をつけていただきたいと思います。
そのために、これからも啓蒙活動として、「つくり手からみた、よいジュエリーの見分け方」を伝えていきたいと思います。

世の中がよい物を求めれば、日本のジュエリーの品質も向上するはずです。

この活動は、ジュエリーを買う人にとってもプラスになり、
また、若い技術者を育てる土壌をはぐくむ意味においても必要だと思っています。

詳細については、ホームページでお知らせします。

↓アトリエ情報
JEWEL MARUKAWA 
http://www.j-marukawa.com/
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